2012年01月29日

航空自衛隊野戦迷彩戦闘雑納

陸自の雑納Ⅱ型又は戦闘雑納の野戦迷彩版です。

生地は服地にフィルムラミネートしたバッグ用生地を使用し仕様はPX品の陸自雑納と同じですがベルトや縁留めテープは空自カラーに合わせて濃緑色のODを使っています。

陸自型同様ショルダーストラップを利用しショルダーバッグ又は小型リュックサックとして使用できます。
この雑納は野戦迷彩生地の入手に手まどったり製作メーカのー職人さんの引退などで空白期間やメーカーの変更、生地の移動など企画から制作まで1年以上時間がかかってしまいその間に別なメーカーから同じ様な雑納が発売され基地売店などに並ぶなどかなり功労した割に恵まれない環境の下で完成してしまいました。

製作に当たり他のメーカー品が安価なYKKの樹脂バックルを使う中私なりの拘りで官給品と同じニフコSW25型バックルを使い陸自の戦闘背のうへ部品交換無しで連結出来る様に製作しました(普通の方にはあまりメリットがありません)。写真は樹脂バックルの比較で左から陸自官給品のライトブラウンSW25、中央はPX品や他のメーカーの野戦迷彩雑納に使われているYKKの樹脂バックル、右が私の企画で使った官給品と同じ規格の市販型黒のニフコSW25です。囁かない拘りです。
この時のバリエーションとしてODビニロン型、陸自旧迷彩型なども製作しましたがバリエーションはまた後日紹介したいと思います。
結果的には野戦迷彩戦闘雑納は多くの在庫を残してしまいましたがマァこれ有価資産だと思い気長に構えております。ご希望の方はお問い合わせください。
  


Posted by folgore at 16:10Comments(0)野戦迷彩装備

2012年01月28日

航空自衛隊野戦迷彩機関拳銃用弾納

さて次は完全に私の所しか出さなかったアイテムです。

野戦迷彩服でサバゲをしていたMP5用のマガジンポーチが欲しいと思ったのがきっかけです。
基本的には拳銃用弾納の拡大版でアメリカ軍のM3サブマシンガン用マガジンポーチを参考にしてみました。また自衛隊らしさも加味して蓋の留め具を亀の子ボタンにしました。生地は野戦迷彩の服地にビニロン帆布を合わせ縫いして強度を出しました。
当初MP5型機関拳銃用弾納という商品名でしたが購入していただいた空自の隊員さんに9mm機関拳銃の弾倉が入るか試してもらったところ丁度良かったとのことでしたので名前を機関拳銃用弾納に変更しました。

そしてこちらは私個人用として作ったMOLLE対応の4連タイプ、蓋の止め具はマジックテープとファステック併用の今どきのデザインです。

サイズは3連タイプと同じです。
3連タイプはいくつかのバリエーションがあり陸自迷彩、ODビニロンタイプ、M3用陸自迷彩,ODなども製作しましたのでまた日を改めて紹介したいと思います。現在はこれを作れる職人さんが引退したため絶番となりました。
  


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2012年01月26日

野戦迷彩89式弾納30連用官給品型

私はもともとサバゲーマーなのでやはり汎用性の高いM16の30連マグタイプのマガジンポーチが一番需要が有るという勝手な思い込みの中で製作を開始した弾納です。

基本的には89式小銃用弾納30連用官給品型の野戦迷彩版で縁留めテープや吊り掛けピン用のベルトは綿系質感のアクリル製を使ってレトロな質感を演出しています。本体は野戦迷彩の服地とビニロン帆布の合わ縫いで強度は十分にあります。1本用2本用各20個程度の少数生産でお得意様向けのみで完売してしまいました。値段は市販品の陸自迷彩弾納の150%程度で安い物ではありませんが当時空自迷彩を扱う所も無く原価もかなり高かったのでギリギリの値段でしたがお得意様のお陰で完売させてもらいました。

その後生地が1反単位で入手できる様になったりました。生地メーカーに裏側にフィルムコートをしてもらえる様になり工場のラインも利用できる様になり以前のビニロン帆布張り合わせ手作業より格段に安く作れる様になりました。半面カスタムオーダーが出来なくなったデメリットも出ました。写真は工場製の第2ロット試作品で現在市場に出ている他社の製品と概ね同じ陸自カラーの吊り掛けピン取り付け部ベルトも物です。第2ロットの量産品はこの部分が迷彩生地を重ね折したベルト当て布になりました。

第3ロットです。取り掛けピン取り付けベルトが黒になりました。
第2、第3ロット合計で30個ほど製作しましたがその後他のメーカーから市販品が発売になりましたが私が1歩先に行った感が有りまた常連さんの協力もあり何とか在庫を残さず切る抜けた感が有る1品でした。

参考写真ですがメーカーより発売された64式弾納です。やはり空自の主力ライフルが64式ということで製作されたと思います。関係者から聞いた話だと陸自迷彩グッズの売れ行きの行き詰まりで際物に手を出したとのことです。ヒントは私が与えてしまった感があるそうです。
  


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2012年01月22日

航空自衛隊野戦迷彩89R3G弾納

さてデジタル迷彩装備も一段落した所で長い間ライフワークとして取り組んできた航空自衛隊の野戦迷彩装備について紹介したいと思います。

まずは弾納から行きたいと思います。品名の89R3Gは89式小銃3本用弾納手榴弾入れ付の略称でズバリLC2型弾納のことです。

まず第1ロットとして製作したのが写真の物でメーカーからの提案で3段式にしてみましたが前後長が長くなりあまり使い勝手がよくありませんでした。また割と凝った作りが使い勝手を悪くしてしまいました。

そして第2ロットです。野戦迷彩の服地とビニロン帆布の合わせ縫いで製作。縁留めテープには綿系質感のアクリルを使用しチョットレトロな感じにしてみました。製作当時市販されていたキャット製三つ巴と言う弾納を参考にしました。

LC2型弾納というより89式官給品型弾納を3本用にして手榴弾入れを付けた形状です。第1ロット、第2ロット共にメーカーにいた元々馬具職人だった方の製作です手作りに近い物でした。
共に10個程度の製作でした。

第2ロットと第3ロットの間に作った試作品です。
野戦迷彩生地が手に入らず類似生地を探して製作した物です。普通のコットン生地で野戦迷彩の類似生地ですがパターンは類似縮小パターンでオリジナル迷彩の8割くらいの大きさですが色いあ、パターンとも割と良く代用品としてはまずまずでした。ただ生地が薄いのでビニロン帆布との2重縫いにして強度を出しています。この後ノーアイロンの野戦迷彩生地を1反(約50m)単位で買い付けに出来る様になり類似生地の野戦迷彩計画は流れ第3ロットへと発展していきました。

そして第3ロットです。第3ロットは完全なLC2型で蓋の留め具も樹脂バックルになりました。また製造も工場のライン生産になり生地は服地にフィルムラミネートを施しバッグ用生地にした生地を使用しています。縁留めテープも化繊系のポリプロピレンに変更し今風の仕上げにしてみました。

この弾納の特徴は中の間仕切りにゴムが使われ融通が利く点です。89式30連型なら3本、64式用の弾倉なら2本が収納出来ます。
この弾納は40個ほど製作しましたが亀の子ボタンを使用しなかった為かあまり自衛隊らしく無く市場の反応が今一だった感がありこの後に製作したデジタル迷彩の同形弾納には蓋の留め具を亀の子ボタンに戻した経緯があります。
野戦迷彩89式弾納3本用手榴弾入れ付はまだ在庫がありますのでご希望の方はお問い合わせください
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Posted by folgore at 15:48Comments(0)野戦迷彩装備

2012年01月08日

航空自衛隊デジタル迷彩小物

さて航空自衛隊デジタル迷彩(以下空デジ)作品をいろいろ紹介してきましたがそろそろネタ切れなので最後に小物とすでに製品化されている物で資料が有る物を紹介したいと思います。

まず最初は空デジのワッペン用腕章(パスケース、笛入れ、ペン差し付)です。
この腕章はフタ部分が全面マジックテープになっており各種ワッペンを取り付けられる様になっています


蓋の内側には両面パスケース、筆記具入れがあり外側側面に笛入れがあります。笛入れは紐を縛着するループ付きです。
本品の基本形はメーカーの仕様によりますが蓋の全面マジックテープやパスケース、笛入れなどはそれぞれオプションオーダー出来るので今回は私のオーダーでオプション追加仕様にしてもらいました。

こちらは既製品とりて某駐屯地PX(なぜか陸自)で売られていた空デジワッペン用腕章です。
スタンダードなペン差しタイプです。

サバゲ仲間の現役隊員さんに情報をもらい買ってきてもらいました。

同じく製品化されている物でパスケースです。購入先も上記に同じです。

パスケースの内側です。

ネットでも販売されているヘルメットバッグです。

空デジの戦闘外被です。これは提携関係にある山梨のSHOPレンジャーさんのオリジナルアイテムで受注生産品です。

救急包帯ポーチの項でも紹介した個人用救急キットポーチ。
この他に製品化が確認されているアイテムで洗面器バッグ、カジュアルスタイルのハット、名刺入れ、小銭入れなどが確認(2012年1月時点)されています。
まだまだ陸自物に比べるとアイテム数も少なくまた市場としても限られた範囲なので全般にメーカーも及び腰な感じがあります。
さてマイナー系の王道を行くteamfolgoreの今後の展開てしてすでに発注済みの物として

写真のMICH2000タイプヘルメットカバーの空デジ版、試作品の陸自3型仕様空デジ迷彩服などを製作予定です。

これにて一応空デジアイテムいは一段落ですので次回からは空自の旧迷彩になる野戦迷彩の特集と行きたいと思います。
  


Posted by folgore at 09:25Comments(0)空デジ装備

2012年01月07日

航空自衛隊デジタル迷彩ダンプポーチ(袋型)

航空自衛隊デジタル迷彩(以下空デジ)の袋型ダンプポーチです。

袋型ダンプは第1ロット、第2ロットと2回製作しました。まずは第1ロットから。

第1ロットはナイロン系生地、縁留めのバイアステープベルト類はグレーの物が使われました。

底面足側にはレッグベルトがあります。バックルはYKKを使用。

巾着の口部分は黒のナイロン生地にルーズストッパー付き紐で締められます。
第1ロットは5個のみ製作セット売りで完売でした。

続いて第2ロットです製作数は10個ほどデザインは同じですが細部仕様変更がされています。
基本的は他の第2ロットと同じく生地がラミネートされた服地に変更されています。

その他の仕様変更も概ね他のだ2ロット同様、黒のテープ、ベルト類に変更されていますが第1ロットで紐だった巾着部分の絞りはルーズストッパー付きゴム紐へ変更されました。

裏側は不要という意見が多かったのでレッグベルトを省略しました。
野戦迷彩、デジタル迷彩とダンプポーチを製作しました単純な形の袋型ダンプの方が使い勝手が良いせいか良く引き合いがきました。
おかげさまで現状箱型ダンプ1個を残すのみとなりました。
  


Posted by folgore at 13:56Comments(0)空デジ装備

2012年01月04日

航空自衛隊デジタル迷彩戦闘雑納

陸上自衛隊の戦闘雑納の空自デジタル迷彩版です。

裁断、取り扱いは陸自型と同じで第2ロットで製作した雑納で他の第2ロット物と同様にフィルムラミネートした服地を使用し黒の縁留めバイアステープとベルト類を使用しています。

前記のアメリカ軍型雑納と異なり陸自の戦闘雑納型はベルト+サスペンダーとは組み合わせることは出来ません。ショルダーストラップを利用して小型リュックサック又はショルダーバッグとして使用します。

又レプリカ雑納がYKKのバックルが主流なのに対し企画者の私なりの拘りで陸自規格で使用されている樹脂バックル、ニフコ社SW25タイプを使用しています。このバックルは陸自の戦闘装着セットの戦闘背嚢などに使われているバックルの色違いですので戦闘背嚢に結合することが出来ると思います。(まあ実際それが出来るのは本職の方々だけかと思いますが)

内蓋の巾着部分は黒のナイロン生地が使用されています。陸自型はこの部分はODの生地です。

この空デジ戦闘雑納は8個ほど製作しましたがすでに完売してしまいました。
さて第2ロット戦闘雑納に先立ち第1ロットに相当するデジタル迷彩戦闘雑納がありました。

それがこのACU迷彩戦闘雑納です。これは空デジの前哨戦としてACU生地で戦闘雑納が作れないかとう依頼で製作した雑納です。完全な個人オーダー品です。

生地は持ち込みでしたが多分MASHさんで扱っているACU迷彩のコーデュラー生地です。

内蓋の巾着はグレーの落ち着いたカラーの生地が使われています。
また縁留めバイアステープ、ベルト類は第1ロットのアメリカ軍型雑納同様グレーのベルト類が使われ落ち着いた感じに仕上がっています。又バックル類もニフコSW25を使用しています。

官給品同様ショルダーストラップを使用しショルダーバッグになります。

同じくショルダーストラップを使い小型リュックサックにもなります。
このACU雑納ですが生地持ち込みで4個オーダーを受けたのですが生地に余裕が有り5個上がってきましたのでオーダー数外の1個は代金の一部として資料取り用に回してもらいました。
資料取り後オクに出し完売しました。
製作時期は空デジアメリカ軍型雑納より早く空デジの資料がチラホラ見え隠れする時期でしたがこういう自由な発想のアイテムは面白いので企画し甲斐がありますね。
  


Posted by folgore at 16:13Comments(0)空デジ装備