2013年12月27日

陸上自衛隊戦闘雑納ACU迷彩版

陸上自衛隊の戦闘雑納のアメリカ陸軍のACU迷彩版です。

製作のきっかけは常連ユーザー様からの依頼で最近ACU迷彩を集め始めたのでACU迷彩生地で戦闘雑納を製作して欲しいという内容でした。生地を準備してくれるならという条件付きで丁度メーカーへの発注が有りましたので企画にとりかかりました。

裏側です戦闘雑納同様小型リュックサックになります。
3mほどのACUコーデュラー生地が届き、仕様書の製作後製造メーカーへ依頼して製作開始、細部仕様はメーカーの仕様に任せましたがベルト関係はACU迷彩に似合う様にグレー系のテープ、ベルトを使用してもらいました。

内側です。口部分は巾着になっています。ここも灰色の生地で作ってくれました。空自デジだとここが黒になります。

ショルダーバックとして使った状態です。基本的には陸自の戦闘雑納と同じ使い方が出来ます。

リュックサックとして使用した状態です。付属のストラップの付け替えで背負うことが出来ます。
本品は依頼者の持ち込んだ3mの生地で4個が完成、依頼は3個でしたので1個は製作費の一部として相殺してサンプル撮りしたとオクへ出しました。オクに出した時「こんな物売れるのか?」と思いましたが意外に1回の出品で落札されました。
今考えるとこの様なイレギュラーなアイテムの依頼はたまらなく楽しいですね。
お時間はかかりますが生地持ち込みで陸自アイテムを各種迷彩で製作出来ますのでもし興味が有りましたらお気軽にお尋ね下さい。



  


Posted by folgore at 21:33Comments(0)各国の装備

2013年12月20日

陸上自衛隊ギリーベスト

旧迷彩装備も一段落しいよいよ終盤となりましたので陸上自衛隊のOD装備シリーズを進めていきたいと思います。
まず手始めは陸上自衛隊OD装備には欠かせない擬装網身体用(ベスト型)加工ギリーベストを紹介いたします。

従来の陸官給品の擬装網身体用は

約1.5m四方の四角い網で四隅を襷に縛り擬装材量を取り付けて使用するか個人用掩体などの平地覆として使用す小型擬装網でした。
後期にはベスト型も登場しましたがあまり使い勝手の良い物ではなくむしろ初期の4角型の方が応用範囲が広い様に感じます。

さてそんな中登場する便利なPX品が今回紹介するギリーベストの原型にする擬装網身体用ベスト型です。

あとは簡単このベストにひたすらギリー加工をするだけですがこれが意外に手間のかかる単純作業で写真は付け始めた状態です。

写真はギリー加工に使う軍用パラシュート生地とベストの補修用網紐です。この時代に陸自はパラシュートの生地を短冊状に切りギリー加工の素材に使った例が多々見られます。今回もこの例にならいバーラップ素材していて軍用パラシュートの廃品を購入してパーラップを製作してみました。
でなぜパラシュート生地かというとパラシュートの廃品は使えるパラコードを取り除くとほとんど産廃として処理されてしまうため比較的多くの量が一般部隊へ払下げられ擬装加工用素材として再利用されたそうです。
また軽量で水に濡れても乾き易くOD色で迷彩効果も高かった半面、ナイロン素材なので火に弱く燃えやすい欠点がありストーブの火が燃え移った事例もあるそうです。

あまりギリー加工をしていない状態で装備と合わせてみました。
あとはひたすら短冊を作り取り付けて行地道な作業です。
だいたい2~3時間ほどで完成。

珍しいPX品、防音装置と合わせて取り付けてみました。
本品は昭和の香りのするOD、旧迷彩対応の必需アイテムでいい感じのレトロなアイテムですね。
管理人のところに加工済みの品が防音装置付き(3000円)で3セットほど在庫が御座いますのでもし気にかかった方がおられましたらお問い合わせ下さい。


  


Posted by folgore at 19:35Comments(0)陸自OD装備

2013年12月18日

FTCアグレッサー迷彩丸天帽の製作について

レンジャーさんと打ち合わがありFTC迷彩丸天帽は迷彩服製作の端生地で第1ロットを製作したいということでだいたい25個くらい、製作数が限られる為サイズは59cmと61cmの予定だそうです。

今回の製作は生地の有効活用の為でなるだけ生地のロスを少なくしたい為のだそうです。事後の追加生産は端生地が出次第行うそうです。
事前にオーダーただいた方には確認のご連絡をいたしますのでお待ち下さい。
  


Posted by folgore at 09:07Comments(0)企画、製作、ニュースなど

2013年12月13日

FTCアグレッサー迷彩服いよいよ製作開始

SHOPレンジャーさんで打ち合わせの際FTC迷彩服用の生地(テトロン/コットン)を見せてももらいましたがメイドインジャパンの高品質な生地で中々綺麗な仕上がりです。

迷彩服第1ロットは価格26000円で年末年始に工場入り予定です2月~3月頃には最終ロットの砂漠迷彩服と同時完成予定です。
また丸天帽も同じ時期に完成予定です。
当方でオーダーされた方には逐次最終オーダーの意思確認のご連絡をしておりますので追加、変更とうがありましたらお早めにご連絡下さい。
装備は年始にオーダー予定で3~4月頃完成を予定しています。

製作内容は砂漠迷彩と同等のアイテム+89式20連弾納、64式弾納などを追加予定の他、救急包帯ポーチを個人用メディカルポーチに変更する予定です。価格は砂漠迷彩第2ロット程度を予定していますが生地が高品質の物になったので若干(アイテムにより50円~500円程度)高価になるかもしれません。
気になりましたらまだギリギリオーダー間に合いますのでメッセージにてお問い合わせ下さい。

また別企画として進めております帽子関係は年始発注予定です。
今回は旧迷彩ハット、迷彩Ⅱ型陸軍型略帽及びドイツ型規格帽、空自デジタル陸軍型略帽及びドイツ型規格帽及びフランス型フラップキャップ、フィンランド軍旧迷彩ドイツ型規格帽などのオーダーを受け製作いたします。陸自迷彩及び空自デジタルは生地に余裕があるので追加可能ですのでご希望が有りましたらお問い合わせ下さい。
価格は6500円から8000円くだいで有る程度特別仕様にお答え出来ます。
砂漠迷彩装備は3月で販売終了予定です。

  


Posted by folgore at 21:52Comments(5)企画、製作、ニュースなど

2013年12月07日

陸上自衛隊旧迷彩服Ⅲ型仕様(官給品生地仕様)

上自衛隊旧迷彩の現行Ⅲ型仕様迷彩服で前回紹介した旧迷彩Ⅲ型タイプの官給品生地仕様です。

裁断は現行のⅢ型と同じです。生地はメーカーが在庫していた官給品仕様の旧迷彩生地です製作しています。

後ろ側です擬装差し、なども再現されています。官給品の製造メーカーのラインに載せてもらったと聞いております。

ズボン前側です。官給品と異なる点は前がファスナー開きとなっています。

足の裾ポケットも再現されています。
官給品仕様の生地と言うことで前回製作したノーアイロンモデルはまた違った趣があり実在したかのような雰囲気があります。

空自迷彩のⅢ型と並べてみましたパターンの各所に類似点があり色違いということが判ります。
10年近く前に製作した物で旧迷彩生地が4~5m有れば現在でも製作出来ますが旧迷彩生地が無いですよね・・・・・。face07
  


Posted by folgore at 10:32Comments(2)旧迷彩の被服